アスペルガー症候群(高機能自閉症)・ADHD・LD・チック・自閉症・知的障害・広汎性発達障害などを聞いたことがありますか?
これらの障害を『発達障害』といい、別名『見えない障害』とも言われます。
管理人・彩ますみは、2010年初頭、アスペルガー症候群と診断され、それでも日々、頑張っています。
詳しくはこのページか、ブログの「アスペルガー症候群」をご覧下さい。m(__)m
ブログには、アスペルガー症候群と当事者のわたしの考え、暮らしぶり、工夫していること、苦労など、切々と綴っています。
※なお、ご自身や周囲の方がアスペルガー症候群、発達障害かどうかは、このページでは判断できませんので、
専門の医師若しくは、臨床心理士等、専門機関にお問い合わせくださいませ。m(__)m
「アスペルガー症候群」という言葉を初めて聞いたのは、2009年7月のことでした。 その前までは、普通に過ごしてきたつもりでしたが、どうも周囲と確執が多く、確かに疲れていたのかもしれません。 この年の5月、わたしはとある会社から一方的に解雇を言い渡され、途方に暮れていたのでした。 そんな時、知り合いに突然、思いがけないことをメールにて言われたのです。 「君は、アスペルガー症候群じゃないか?」 もちろん、その時のわたしは、頭の中が「???」で、何のことかさっぱりでした。(?_?) でも、その『アスペルガー症候群』という言葉がどうにも気になり、ネットで必死に調べましたが、自分ではどうも分かりにくい一面もありました。 その後は、社会の冷たさ、うまくいかないことに疲れ果て、気が付くとこの年の11月頃から、うつ病が重くなっていました。(T_T) 今思えば、20代初頭から、うつ病があったと思われますが、自分の力で乗り越えなければと、我慢しており、治療を中止したりもしました。 それから、周囲の勧めと励ましもあり、うつ病の治療を再開することとなり、自分でもやはり、あの『アスペルガー症候群』が気になって、いろいろ調べていました。■_ヾ(・・*)カタカタ 分かりやすい部類のアスペルガー症候群の本を見ると、あまりにも、自分と当てはまる部分が多かったのです。 自分でも、「わたしはきっと、アスペルガー症候群だ……」と思っている矢先、2010年となり、医師から正式に、『アスペルガー症候群である』ことが告げられたのです。(@_@;) 告げられた当初は、放心状態というのでしょうか? なんともいえない気持ちだったと思います。(/_;) では、アスペルガー症候群とは、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。 例を挙げてみます。 ●好きなことに夢中になりやすい ●相手の様子は目に入らず、相手の話を聞けない ●人の表情が分からない(人がなぜ自分に怒ってるか分からない) ●慣用句や冗談を理解できない ●入浴洗髪を嫌がる・手がべたべたすることを嫌う ●大きな音や怒鳴り声を嫌がる ●好きなもの以外食べない(偏食) ●服装などが極端で無頓着(人により差がある) ●触られるのが嫌い ●同じ手順、同じ道順に拘る(急な変更は恐怖) ●記憶することが得意・想像するのは苦手(人によって違う) ●スポーツが苦手である(特にルールが分かりにくい) ●二つのことを同時に行うと混乱する 人によって、上記の事柄が当てはまらない場合もあります。 他の特徴も持つ場合があります。 また、同じ人でも、子供の頃と、大人になった後ではかなり差があることもあります。 人との付き合いでこのようなことが続くと、特に日本ではみんな同じであることを美徳とする文化のため、いじめられたり、仲間外れにされてしまったり、大人でも、「空気を読め」「KY」と言われたりしてしまうことが多いのです。 子供ならいじめられた次に登校拒否、リストカット、ひきこもり、大人なら強制退社、解雇、うつ病、自信喪失、最悪、自殺などの「二次障害」に繋がってしまいます。 また、犯罪に発展するケースもあるそうですが、それはちゃんと支援があれば防げていたことが多いそうです。 悲惨なことに、発達障害の子は、虐待されることも多いそうです。 他の発達障害ではADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)、チック(体をどうしても、不自然に動かしてしまう障害)、自閉症、知的障害、広汎性発達障害、他、いろいろあります。 特に自閉症はわたしのアスペルガー症候群を含めて、範囲が広いので、「自閉症スペクトラム」と言うそうです。 ADHDとLDは、アスペルガー症候群と併発することが多いそうですので、ここで簡単に挙げます。 ADHDとは……どうしても極端に忘れっぽい、整理整頓・片づけが苦手、順部や段取りが苦手、あるいは苦痛、じっとしていられず席を立って歩き回る、関係ない話まで喋ってしまう、など。 LDとは……知的障害とは異なるが、似ている文字を間違える、計算が苦手である、など。 発達障害の人は記憶力が優れているので、悪いことばかりよく覚えてしまっていることもあります。 これは良くないことだと思います。 発達障害の人は普通の人と随分異なるので、それぞれに違う支援が必要になるそうです。 支援さえしっかりしていれば、二次傷害を防げますし、才能を開花させることも出来るそうです。 何より平穏に暮らすことが出来て、心身ともに健康になれます。 現在では、アスペルガーの子に対して、支援が充実しているそうです。 ところがわたしが子供だった1980年〜90年代は、そうではありませんでした。 発達障害というものが認められだしたのは、ここ10年ほどのことです。 「もし、わたしが子供の頃、アスペルガーに対して支援が充実していたら、あんな苦しい思いをせずに済んだのだろうか……?」 わたしはしばらく、小中学生をまともに見ることが出来ず、辛く苦しい思いをし、同時に当時わたしをいじめていた子たちを激しく憎みました。 でも、どんなにあがいても、今のところ過去には戻れません。 これが余計に辛く、悲しい思いをしているのです。 しばらく、うつ病とも格闘している状態だったため、悶々としていたのですが。 「わたしにも、何か出来ることがあるはずだ」 「もう、わたしのようなこんな気持ちになる人が、増えて欲しくはない!」 「そうだ、わたしはとんぼ玉や、イラストを描いているし、三国志の知識もあるし、いろいろ出来ることがある。それなら、アスペルガー症候群のわたしでも、これだけいろいろ出来るんだということを、世間にお伝えしよう!」 「そうすれば、励みにもなるかもしれないし、同じような辛い思いをしている人にも、希望を与えられるかもしれない!」 それに、わたしの考えでは、障害は恥ずかしいことではありません。 持って生まれた特性なのです。 そう思って、堂々と、宣言することにしたのです。 わたしは、アスペルガー症候群です、と。 アスペルガー症候群ではなくとも、他の発達障害、うつ病など、わたしは経験しているので、参考になれば幸いです。 現在、さいたま市長、厚生労働省に、発達障害者への支援充実について、要望書を発送しています。 発達障害によって不利になり、二次障害に陥る悲劇を減らすためにも、わたしはこれから活動を続けていきたいと思います。m(__)m |
アスペルガー症候群であっても、わたしは今までと変わっていません。
これからも、とんぼ玉とイラストと小説などの創作活動を続けていきます。m(__)m
大事なことは、発達障害の正しい知識と、特性を知ることだと思います。
わたしは障害の当事者であって、専門機関ではありませんが、ご意見、お待ちしております。